オーブ県(読み)オーブ(その他表記)Aube

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーブ県」の意味・わかりやすい解説

オーブ〔県〕
オーブ
Aube

フランス北東部,シャンパーニュアルデンヌ地域 (レジオン) の県。セーヌ川上・中流域,パリ盆地南東部にある。県都トロア。北西部は乾燥シャンパーニュ地方で,白亜層を基盤とする不毛の丘陵地帯であったが,現在はマツの植林,農法改善による穀類,牧草栽培などにより,景観も変った。この丘陵地内の広い谷には集落が集中し,牧畜を主産業としている。南西部,トロア南西方の地域はオート地方の湿潤で森林の多い石英岩質粘土におおわれた低い丘陵地。 12世紀以来開拓された地方であるが,現在はむしろ植林が盛んで農地は減少。この2つの地域の北東部および東部は湿潤シャンパーニュ地方で沼地と森林が多く,ウシなどの飼育が行われる。この低地の南東は石灰岩層から成り,ケスタ地形を示す小山地で,集落はこれを横切るセーヌ川,オーブ川の谷筋に集中し,人口希薄な森林地帯を形成する。工業はトロア地区のメリヤス工業が主。面積 6004km2。人口 28万 9207 (1990) 。

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