沼地(読み)ヌマチ

デジタル大辞泉 「沼地」の意味・読み・例文・類語

ぬま‐ち【沼地】

泥深く、じめじめしている土地
[補説]書名別項。→沼地
[類語]湿地湿原ぬかるみ泥濘水たまり

ぬまち【沼地】[書名]

芥川竜之介短編小説狂気の中で死んだ画家油絵を巡る主人公新聞記者のやり取りを描く。大正8年(1919)5月、雑誌新潮」に掲載。当初は「私の出遇った事」の総題で発表された2編の小説うちの1作で、のちに独立した作品として単行本に収録された。もう1作は「蜜柑」。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沼地」の意味・読み・例文・類語

ぬま‐ち【沼地】

  1. 〘 名詞 〙 泥深くじめじめした土地。しょうち。
    1. [初出の実例]「騎兵を沼地に用ひて」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四)

しょう‐ちセウ‥【沼地】

  1. 〘 名詞 〙 どろ深くじめじめした地域。ぬまち。〔英和和英地学字彙(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android