オーム接触(読み)オームせっしょく(その他表記)ohmic contact

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーム接触」の意味・わかりやすい解説

オーム接触
オームせっしょく
ohmic contact

一般に半導体に金属電極を取付けると,接触部を流れる電流に方向性が現れず,電流-電圧特性が直線的関係を示す場合,これがオームの法則に従うという意味でこの接触をオーム接触と呼んでいる。あるいは抵抗性接触 resistive contactと呼ぶこともある。 φm および φs をそれぞれ金属,n型半導体の仕事関数とすると,理論的には φm<φs の関係を満たすとき,その接触はオーム性となる。p型半導体の場合には逆の不等式のときオーム接触となる。半導体装置におけるリード線の取付けではこの条件が要求される。しかし実際種々の半導体デバイスにおけるオーム接触形成技術には,経験的要素が入っている場合が多く,上式を満たさない場合においても等価的に直線的な電流-電圧特性が得られることもある。オーム接触に対し,接触部を流れる電流に方向性が現れる場合,この接触を整流性接触 rectifing contactと呼ぶ。

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