カウアイ岩(読み)カウアイがん(その他表記)kauaiite

岩石学辞典 「カウアイ岩」の解説

カウアイ岩

長石を含まないオージャイト・エセックス岩に相当する[Iddings : 1913, Tröger : 1935].粗粒の斑糲(はんれい)岩に似た岩石で,チタンオージャイト,少量の橄欖(かんらん)石,長石,多量の鉱石鉱物などを含んでいる.長石は中心部はCa-ラブラドライトの周囲をアルカリ長石が取り巻く累帯構造を示している[Tomkeieff : 1983].ハワイ諸島のカウアイ(Kauai)島に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android