ハワイ諸島(読み)ハワイショトウ(その他表記)Hawaiian Islands

翻訳|Hawaiian Islands

デジタル大辞泉 「ハワイ諸島」の意味・読み・例文・類語

ハワイ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ハワイ諸島】

太平洋中央部にある諸島。米国ハワイ州をなす。主島はハワイ島マウイ島オアフ島カウアイ島など。マウナロアキラウエアなどの火山が多い。旧称サンドイッチ諸島。

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精選版 日本国語大辞典 「ハワイ諸島」の意味・読み・例文・類語

ハワイ‐しょとう‥ショタウ【ハワイ諸島】

  1. 北太平洋の中央部にある火山列島。ハワイ、マウイ、カホオラヴェ、ラナイ、モロカイ、オアフ、カウアイ、ニイハウの八つの島と一〇〇以上の小島からなる。七世紀ごろからポリネシア人が住みついていたと推定される。一七七八年ジェームズ=クック上陸し、サンドウィッチ諸島と命名。一八一〇年カメハメハ一世が統一王国を完成。一八九八年アメリカ合衆国に併合され、一九五九年ハワイ州となる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ハワイ諸島」の意味・わかりやすい解説

ハワイ[諸島]
Hawaiian Islands

太平洋中央部に位置し,アメリカ合衆国ハワイ州を構成する諸島。面積1万1641km2。火山性およびサンゴ礁島々で,西北西~東南東方向に,2400kmにわたってのびる。主要8島は,東からハワイ島マウイ島,カホーラウェ島,ラナイ島,モロカイ島,オアフ島カウアイ島,ニーハウ島で,同諸島東端部を占め,その他124の小島が西方に点在する。最大の島はハワイ島で,最高峰は同島のマウナ・ケア山(4206m)。ハワイ火山国立公園,ハレアカラ国立公園などがある。海洋性気候で,年間9ヵ月は貿易風の影響を強く受け,植物の種類は豊富である。ポリネシア人が住んでいたが,1778年キャプテン・クック(J.クック)が上陸,1795年から1893年までカメハメハ王朝ハワイ王国が統治していた。1898年アメリカ領に併合,1959年50番目の州となった。太平洋の十字路にあたるため交通・軍事上重要であり,サトウキビ,パイナップルを中心とする農業,漁業,観光業が主要な産業をなす。多人種の混住は人口構成の大きな特色である。ハワイという名称は,伝説ではポリネシアの西方にあるとされる,ポリネシア人の祖国ハワイキに由来する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハワイ諸島」の意味・わかりやすい解説

ハワイ諸島
ハワイしょとう
Hawaiian Islands

北太平洋中央部にある火山島群。アメリカ合衆国ハワイ州に属する。八つの大型島と 124の小島嶼からなる。大型島はいくつかの楯状火山が集まったもので,西から東に,ニイハウ島カウアイ島オアフ島モロカイ島ラナイ島カフーラウェ島マウイ島ハワイ島がある。南東部に位置するこれらの島々は新しく高い山地をもつが,レイザン島,ガードナー島など北西部の島は古く浸食によって海面下に没したものも少なくない。火山は玄武岩からなり,ハワイ島のマウナロア(4169m)とキラウエア山(1250m)は活火山である。北半球の貿易風帯にあり一年を通じて暖かく,風上にあたる東側では雨量が多く森林に覆われているが,風下の西側または南側は乾燥し,サバナのところもある。北西部に幅約 160km,長さ約 1931kmにわたって連なる小島嶼や環礁は 2006年パパハナウモクアケア海洋国定記念物に指定され,2010年には世界遺産の自然遺産と文化遺産の複合遺産に登録された。

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