鉱石鉱物(読み)コウセキコウブツ

デジタル大辞泉 「鉱石鉱物」の意味・読み・例文・類語

こうせき‐こうぶつ〔クワウセキクワウブツ〕【鉱石鉱物】

鉱石の中で、採掘選鉱精錬対象になる鉱物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉱石鉱物」の意味・読み・例文・類語

こうせき‐こうぶつクヮウセキクヮウブツ【鉱石鉱物】

  1. 〘 名詞 〙 鉱石中に含まれている有用鉱物。ふつうは、鉱石中の有用鉱物のうち、利用されるもののみをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鉱石鉱物」の意味・わかりやすい解説

鉱石鉱物
こうせきこうぶつ

有用物質を抽出する対象となる鉱石を構成する有用鉱物。これに対し、不用鉱物を脈石鉱物という。1種の鉱石鉱物から2種以上の物質が抽出されることもある。

加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「鉱石鉱物」の解説

鉱石鉱物

鉱床を形づくる鉱物の中で採掘の対象となる有用鉱物.脈石鉱物(gangue mineral)に対する語.鉑石(はくせき)と呼んだが現在はこの語は使われない.一般に鉱石鉱物は一種類またはそれ以上の金属が得られるもので,多くの鉱石鉱物は方鉛鉱,クロム鉄鉱錫石などのように金属光沢を示すが,光沢は基本的なことではない.金,銀,銅,白金など,ある種の鉱石鉱物は自然金属として産出するが,大部分のものは硫黄酸素,珪素,砒素などとの化合物として産する[Bateman : 1952].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android