カウチサーフィン(読み)かうちさーふぃん(その他表記)Couch Surfing

知恵蔵mini 「カウチサーフィン」の解説

カウチサーフィン

「旅行者を自宅でもてなしたい人」(ホスト)と「現地民家を訪ねたい人」(ゲスト)とを結びつける無料のウェブ・サービスのこと。カウチサーフィン社は米国カリフォルニアのNPO法人であり、寄付金で運営されている。サービスは2004年に始まり、14年11月現在、12万以上の都市にホストがおり、全登録メンバーは900万人となっている。ゲスト側は、都市名・言語・性別・年齢・受け入れ人数・キーワードなどでウェブ上よりホストを検索でき、その人のプロフィールなどを見てホストを決める。ホスト側は「宿泊あり」「食事のみ」などの受入れ方を選ぶことができ、ゲスト側からの申込み内容やそのプロフィール、評価などから受け入れるかどうかを決定、お互いの自己責任のもとで交流する。サービス利用者には、食費などの実費以外は無料で宿泊できること、異文化交流ができること、その他コミュニティ・イベントへの参加などカウチサーフィンが用意している幾多の機能によるメリットがある。

(2014-11-27)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android