寄付金(読み)きふきん

精選版 日本国語大辞典 「寄付金」の意味・読み・例文・類語

きふ‐きん【寄付金】

〘名〙 寄付をする金銭。寄付の金。
万国新聞紙‐五集・慶応三年(1867)六月中旬「イタリア国中にある羅馬領にては、莫大の寄附金を言ひ付られたるよし」

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デジタル大辞泉 「寄付金」の意味・読み・例文・類語

きふ‐きん【寄付金】

組織団体に贈った金銭。「寄付金を募る」

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大学事典 「寄付金」の解説

寄付金
きふきん

寄付者が大学の事業無償で支援しようとする篤志に基づいて贈る現金,有価証券や不動産などの現物を指す。法令公用文では「寄附金」と記す。寄付金の用途は,寄付者によりあらかじめ指定されている場合と,指定されていない場合がある。大学財政上の寄付金の特徴は,大学の工夫や努力により開拓・拡大しうる自主財源という点にある。授業料や入学金の値上げが難しく,国立大学運営費交付金や私立大学等経常費補助金の十分な増加がすぐには期待できないとすれば,寄付金は大学財政の安定性を確保し,資源配分の裁量性を拡大するものとして,いっそう重要な役割を担う財源といえる。中央教育審議会答申「我が国の高等教育の将来像」(2005年)は,「高等教育機関の多様な機能に応じたきめ細やかなファンディング・システム」の構築が必要だとして,民間企業や個人などからの寄付金をはじめとする自主財源の確保,財源の多様化を大学に求めている。
著者: 日下田岳史

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会計用語キーワード辞典 「寄付金」の解説

寄付金

事業の遂行に関係ない者に対する支出で、見返りを要求しない金銭または物品供与のことです。

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