カウラ岩(読み)カウラがん(その他表記)kaulaite

岩石学辞典 「カウラ岩」の解説

カウラ岩

橄欖(かんらん)石玄武岩で斜長石の代わりにアネモウサイト(anemousit)が含まれているもの[Niggli : 1936].アネモウサイトは斜長石とカーネギアイト(carnegieite)の固溶体のことで,この鉱物名は現在は使われていない.ニグリは鉱物学的ではなく化学的な観点から定義しており,この岩石名をマグマ型にも使用している[Tomkeieff : 1983].ハワイカウラ(Kaula)峡谷に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android