かたう

精選版 日本国語大辞典 「かたう」の意味・読み・例文・類語

かた・うかたふ

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 語義未詳。心を寄せて親しむ意か。
    1. [初出の実例]「片思ひを馬にふつまに負せ持て越辺にやらば人加多波(カタハ)むかも」(出典万葉集(8C後)一八・四〇八一)

かたうの補助注記

かどわかすの意の「かどう(勾引)」と同語源で、欺き取る意とする説、「かた(肩)」を動詞化したもので、担(にな)うの意とする説など諸説ある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android