かたくら下がり(読み)かたくらさがり

精選版 日本国語大辞典 「かたくら下がり」の意味・読み・例文・類語

かたくら‐さがり【かたくら下】

  1. 〘 名詞 〙 片一方が下がっていること。
    1. [初出の実例]「酒にゑひて帰り、いねたる体、敷居に肩を置き、あたまを下にさげたり。〈略〉身の内大略は酔うたれども、頭がいまだ酔はぬほどに、酒をよくめぐらさんと、わざと片くらさがりに寝て居るものを」(出典:咄本・醒睡笑(1628)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例