敷居(読み)シキイ

デジタル大辞泉の解説

しき‐い〔‐ゐ〕【敷居/×閾】

門の内と外との仕切りとして敷く横木。また、部屋の境に敷く、引き戸・障子・ふすまなどを開けたてするための溝やレールのついた横木。
屋内や地上に敷いて座るござ・むしろの類。〈名義抄

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百科事典マイペディアの解説

敷居【しきい】

引戸,引違障子等が通るためのをつけた横木のうち下側のものをいう。鴨居(かもい)の。溝のない無目(むめ)敷居もある。古く閾(しきみ)と呼ばれたといわれ,部屋の境界を表すことから〈敷居が高い〉など出入口を意味する場合もある。

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リフォーム用語集の解説

敷居

襖や障子などの建具を立て込むために開口部下部に取り付ける、溝やレールがついた水平材。上部に取り付ける鴨居と対になっている。強度りやすさが求められ、が一般的で、他に栂やが好んで使われる。すべりにくい場合は、を塗ったり、専用のシールテープをはって滑りをよくする。室内空間を隔てる境界としての要素を持つ。閾ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

しきい【敷居】

建物の側回りや内部間仕切の開口部の下方に取り付けられた丈の低い横木をいう。元来は内外を限るもので,閾(しきみ)あるいは敷見(しきみ)といった。板戸,障子,ふすまなど引戸を開け閉めするための溝を突いたものが普通であるが,開き戸や開放の所に取り付けた溝のない無目(むめ)敷居もある。また,押入れ戸棚など上下2段に分けて建具を建てるとき,中間の敷居(下段には鴨居(かもい)にあたる)を中敷居という。引戸の場合,民家では,溝の先端が戸を引き出す位置で止まり,向き合った柱まで延びていないものがある。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

しきい【敷居】

引き戸・ふすま・障子などを立てるための開口部の下部にあって、それらの通る溝をつけた横木。◇元来は門の内外を仕切るもので「閾(しきみ)」ともいった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

敷居
しきい

建具によって部屋の内外を区画するとき、床面に敷く横木のこと。窓など開口部の下部に入れる横木もいう。門にも用いることがある。引き戸の場合には、建具を受け、横に滑らせるために、上面にレールを打つか溝を彫る。日本建築ではヒノキ、スギ、ツガなどを用い、建具を受ける上面に柾目(まさめ)をみせるのが普通である。溝が摩耗するので、溝の底に厚さ6ミリメートルほどの堅木を沈めることもある。引き通し雨戸の一筋敷居の場合には、堅木のほかに厚さ2ミリメートル程度の黄銅板などの金属板を底に入れることもある。重い戸の場合には、そろばんとよぶローラーがたくさんついた板を入れることがある。敷居の厚さは4~5センチメートルとし、幅は畳敷きのところでは柱の面内にあわせる。縁側などの場合には、柱幅にあわせる。上面は、畳敷きの場合には畳の上面にそろえる。江戸時代初期の木割書『匠明(しょうめい)』では、厚さは柱面三つ(柱の3/10)、幅は柱と同じと規定されている。近年はアルミサッシなどの普及により、金属の敷居も多くなった。敷居には、溝のない無目(むめ)敷居(滑(ぬめ)敷居、めくら敷居ともいう)、床より高い位置にある中敷居、普通の敷居より背があり柱に柄差しにした指(さし)敷居、欄間(らんま)などに用いる厚さの薄い薄敷居などがある。

[平井 聖]

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世界大百科事典内の敷居の言及

【閾】より

…〈しきい〉ともいう。通常,反応を起こすのに最小必要限の刺激の強さをいい,その値を閾値という。閾以下の強さの刺激(閾下刺激)では反応は起こらない。たとえば,網膜に視覚感覚を起こす最小の光の強さなどであるが,刺激によって反応を起こす種類の現象一般に用いられる言葉である。閾値は刺激の物理的な性質や時間経過によっても変化する。また反応する側の種々の内部要因によっても変わる。たとえば,同じ刺激が繰り返し与えられると,閾値が上がり,反応が起こらなくなるし,また逆にその刺激が長い間与えられず,反応の動機づけ(いわゆる衝動)が高まってくると,閾値が低下する。…

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