日本歴史地名大系 「かつらしま」の解説 かつらしまかつらしま 長崎県:南松浦郡若松町桐古里郷かつらしま[現在地名]若松町桐古里郷中世よりみえる五島の島。若松瀬戸のカヅラ島に比定される。弘安九年(一二八六)一〇月二日の白魚弘高避状案(青方文書)に「かつらしま」とみえ、弘高は当島を含む中浦部白魚(なかうらべしろいお)を盛高に譲与している。正平二年(一三四七、または正平九年か)と記される近藤定秀書状写(五島堺目旧記)は近世に成ったものであるが、当地は青方・平戸松浦・志佐の三氏の相知行、つまり三方領であったことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by