法則の辞典 「カドミウム比」の解説 カドミウム比【cadmium ratio】 原子炉中性子束を,熱中性子と共鳴中性子とにエネルギーを区分して測定するためのもの.金属カドミウムの厚さ1mmぐらいのもので試料を被覆すると,中性子エネルギー0.4eV以下の部分がほとんど吸収されてしまうので,熱中性子由来の影響をカットできる.このときの飽和放射能の比をいう.比較的大きなエネルギーをもつ中性子の影響を示す指標. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by