カラサン寺院(読み)カラサンじいん

世界の観光地名がわかる事典 「カラサン寺院」の解説

カラサンじいん【カラサン寺院】

インドネシアジャワ島ジョクジャカルタの東16km郊外、ロロ・ジョングラン寺院の南西2kmにある大乗仏教の寺院。778年、ヒンドゥー教徒のパンチャパナ王と仏教徒のシャイレンドラ王朝王女の結婚を機に建立されたといわれている。当時のジャワ島にはヒンドゥー教を信奉する王朝と、大乗仏教を信奉する王朝が並立していた。壮大な寺院外壁の美しいレリーフには、ヒンドゥー文化の影響も色濃く残っている。◇正式名称は「Kalasan Temple」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android