カラベリー結節(読み)カラベリーけっせつ(その他表記)Carabelli tubercle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラベリー結節」の意味・わかりやすい解説

カラベリー結節
カラベリーけっせつ
Carabelli tubercle

上顎大臼歯の舌側近心咬頭の舌側にできる過剰結節。 1842年に G.カラベリーが初めて記載したためこの名がある。多くは第1大臼歯にみられる。痕跡ほどのものから完全な咬頭で歯髄腔をもつものまで,発達の程度が異なる。出現率ヨーロッパ人 11.2~17.4%,日本人 13.1~29.3%,ニグロイド 5.87%との報告がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android