日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラ・ボガス・ゴル」の意味・わかりやすい解説 カラ・ボガス・ゴルからぼがすごるКара‐Богаз‐Гол/Kara-Bogaz-Gol トルクメニスタン共和国北西部、カスピ海東岸中央部の潟湖(せきこ)。トルコ語で「黒い潟湖」の意。面積約1万2000平方キロメートル。東西幅100~150キロメートル、南北長160キロメートル。最大深度3.5メートル。カスピ海とは砂嘴(さし)によって分断され、同名の狭い水道でつながる。年降水量100ミリメートルの極端な乾燥気候下にあり、夏には水温が35℃にもなる。そのため海水の蒸発が激しく、潟湖は年々干上がっている。ボウ硝(グラウバー塩、Na2SO4・10H2O)と食塩が採取される。[小宮山武治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例