カリ定永閃石(読み)カリさだながせんせき

最新 地学事典 「カリ定永閃石」の解説

カリさだながせんせき
カリ定永閃石

potassic-sadanagaite

鉱物(カルシウム角閃石)の一種。KCa2(Mg3Al2)(Si5Al3)O22OH2(端成分の式) 単斜晶系,空間群C2/mCmあるいはC2,格子定数a0.9964nm, b1.8008, c0.5354, β105.55°,単位格子中2分子含む。暗褐~黒色,ガラス光沢。短柱状~粒状。条痕淡褐色。劈開{110}に完全。硬度6。比重3.27。多色性強X無,Z帯褐黄。屈折率α1.674, β1.686, γ1.699,2V(+)88°。愛媛県明神島のスカルン中に発見され,東京大学の定永両一(1920~2002)にちなみ島﨑英彦ほか(1984)が命名。原記載ではmagnesio-sadanagaiteであったが2012年の角閃石命名規約によりNaCa2(Mg3Al2)(Si5Al3)O22(OH)2組成の角閃石に名称sadanagaite(定永閃石)が与えられたため名称変更。新定義の定永閃石に相当するものは岐阜県春日鉱山産のものが新種として記載(坂野靖行ほか,2004)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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