改訂新版 世界大百科事典 「カンダギリウダヤギリ」の意味・わかりやすい解説 カンダギリ・ウダヤギリKhaṇḍagiri, Udayagiri 東インド,オリッサ州ブバネーシュワルの南西約6kmの相接する二つの丘カンダギリ(南西,15の石窟と19世紀初期再建の石積寺院)とウダヤギリ(北東,18の石窟と頂上に後円の石積寺院址)にあるジャイナ教遺跡。ウダヤギリ第14窟にあるカーラベーラ王の刻文は前1世紀末期と考えるのが有力で,おもな石窟はそれから2世紀ころまでに掘られた。ウダヤギリ第1・3・9・10窟,カンダギリ第3窟などの正面廊壁面上部の浮彫は,柔らかで動きのある人体表現を特色としている。執筆者:肥塚 隆 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by