デジタル大辞泉 「カーボンナノベルト」の意味・読み・例文・類語 カーボン‐ナノベルト(carbon nano belt) 炭素原子が単層で六角形に並んだ表面構造をもつ、筒状の分子。フラーレンの一種。従来の製法では、太さや性質が異なったカーボンナノチューブが同時に生成してしまい、分離も困難だったが、平成29年(2017)に伊丹健一郎らが、パラキシレンを炭素原料に用いて歪みのない環状構造を筒状構造に変換することに初めて成功。この合成を繰り返すことで、単層のカーボンナノチューブの作成が可能になるとされる。CNB。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例