ガウテ岩(読み)ガウテがん(その他表記)gauteite

岩石学辞典 「ガウテ岩」の解説

ガウテ岩

テフル岩質の粗面岩または粗面安山岩である.微斑状の脈岩として産出し,サニディンを主としたボストン岩質の石基をもち,微斑晶として多量のアンデシン,わずかの褐色角閃石,オージャイト黒雲母などが含まれる.アナルサイムが含まれることもある[Hibsch : 1897].チェコ,ボヘミア中央山脈,ガウテ(Gaute)に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android