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粗面岩 そめんがん trachyte

翻訳|trachyte

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粗面岩
そめんがん
trachyte

アルカリ岩系に属する火山岩ないし浅所貫入岩深成岩閃長岩に対応する。斑状で,石基は一般に短冊状の長石が平行に配列し,粗面組織を示す。淡色を呈し,色指数は石基部分で 10以下,岩石全体で 10~30程度。

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デジタル大辞泉の解説

そめん‐がん【粗面岩】

火山岩の一。灰白・淡緑・淡紅色などを呈し、斑晶アルカリ長石が主で、斜長石黒雲母(くろうんも)角閃石(かくせんせき)などがある。石基アルカリ長石の短冊状の小さな結晶がほぼ平行に配列し、斑晶をよけるようにうねって並ぶ組織が特徴的である。

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百科事典マイペディアの解説

粗面岩【そめんがん】

アルカリ長石が全長石の3分の2以上のアルカリ火山岩。石英が10%を超えると流紋岩に,準長石が10%を超えるとフォノライト(響(きょう)岩)になる。またアルカリ長石の量が減ると粗面安山岩となる。

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岩石学辞典の解説

粗面岩

アウイがライン川沿いのドラケンフェルス(Drac-henfels)の岩石に用いた名称に,ブロニアールが最初に注目して記載した[Brongniart : 1813, Haüy : 1822].粗面岩は中粒~細粒の非顕晶質の火山岩で時に斑状を示す.一般に主としてアルカリ長石と何らかの少量のマフィック鉱物からなっており,黒雲母とオージャイトが最も普通に含まれる.フェアライト橄欖石も含まれ,副成分として斜長石も多少含まれる.石英またはネフェリンは副成分として石基に含まれることがある.粗粒なものは閃長岩に相当する.ギリシャ語でtrachysは粗い(rough)の意味.

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世界大百科事典 第2版の解説

そめんがん【粗面岩 trachyte】

アルカリ岩系に属するフェルシックな火山岩の名称の一つ。斑晶鉱物としてアルカリ長石,黒雲母,アルカリ角セン石磁鉄鉱のほか,斜長石,石英,ホルンブレンド,カンラン石,チタンオージャイトを含むことがある。ネフェリン,リューサイトは含まない。石基は完晶質のことが多い。流紋岩よりはアルカリが多く,フォノライトよりはアルカリが少ない化学組成をもつ。日本では島根県隠岐の島後に産出する。【宇井 忠英】

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大辞林 第三版の解説

そめんがん【粗面岩】

アルカリ岩に属する火山岩の一。灰白・淡緑あるいは淡紅色を呈し、ざらざらした感触がある。アルカリ長石の細長い小さな結晶が流れるように配列する石基中に、アルカリ長石・斜長石・黒雲母・角閃かくせん石・輝石などのいずれかが斑晶として含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

粗面岩
そめんがん
trachyte

流紋岩よりも無水ケイ酸二酸化ケイ素)が少なく、アルカリが多い、アルカリ岩系列に属する火山岩。深成岩の一種である閃(せん)長岩に相当する化学組成をもつ。粗面組織(短冊形をした長石の小さい結晶がほぼ平行に配列した石基。斑晶(はんしょう)があると、石基の長石は斑晶をよけるようにうねって並ぶ)が特徴的である。アルカリのうちナトリウムだけが多いものと、ナトリウムとカリウムの両方が多いものとがある。Na2O+K2Oとして約10%含むのが普通である。構成鉱物はアルカリ長石が主で、有色鉱物の量は少ない。斑晶としてアルカリ長石(サニディン、アノーソクレース、正長石)のほかに、斜長石(灰曹長石(オリゴクレース)―曹長石(アルバイト))、石英、黒雲母(くろうんも)、アルカリ角閃(かくせん)石、エジリン、橄欖(かんらん)石、磁鉄鉱を伴う。石基はアルカリ長石(サニディン、アノーソクレース、正長石)、斜長石(灰曹長石)からなり、少量の磁鉄鉱、チタン鉄鉱、エジリンを伴うことがある。粗面岩は溶岩、まれには小さな貫入岩体としてアルカリ玄武岩に伴って産する。表面がざらざらした感触をもつのでこの名がある。岩石は淡灰色、緑色を帯びた灰色、淡桃色などを呈する。[千葉とき子]

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