ガシュンノール(読み)がしゅんのーる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガシュンノール」の意味・わかりやすい解説

ガシュンノール
がしゅんのーる / 嘎順諾爾

中国、内モンゴル自治区西部、アルシャ盟エジン旗の北にある内陸湖モンゴル語で「苦い湖」の意味。内モンゴル高原西部の小盆地にあり、祁連(きれん/チーリエン)山脈に源をもつ黒河と北大河が合して弱水(じゃくすい)となり、砂漠地帯を通過して流入する。流入口に形成されるデルタを中心にオアシスが発展し、漢代には居延県も置かれ、西域での屯田開発が行われた。

[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のガシュンノールの言及

【居延海】より

…中国,内モンゴル自治区西部,高原上の砂漠にある塩湖。別名ガシュン・ノール(嘎順諾爾)。南の祁連(きれん)山脈に発した弱水は,北流して東河(納林河)と西河(木林河)に分流するが,後者によってできた湖である。…

※「ガシュンノール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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