内陸湖(読み)ないりくこ(英語表記)inland lake

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内陸湖
ないりくこ

海岸や沿岸に位置する湖に対して、内陸、とくに大陸内部に位置する湖。降水量が可能蒸発散量を下回るような乾燥地域に分布することが多いので、外洋への流出河川をもたない。湖に流出河川が存在しない場合、日本のような湿潤地域では湖水は地下水として漏出するが(浸透湖)、大陸内部の乾燥地域では、湖底からの漏水もみられず閉塞(へいそく)湖を形成する。このため、湖水はしだいに濃縮され、塩湖や鹹湖(かんこ)となる。流入河川の流量や湖面への降水量の影響を大きく受け、湖の水位変化が大きい。アメリカのグレート・ソルト・レーク、カザフスタンのバルハシ湖、カザフスタンとウズベキスタンにまたがるアラル海、中国の青海湖(せいかいこ/チンハイフー)、オーストラリアのエーア湖などが代表的な例である。[森 和紀]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ないりく‐こ【内陸湖】

〘名〙 内陸地域にあって、湖水が川となって流出せず、塩分の多い湖。死海、カスピ海、アラル海など。

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