キアーロスクーロ木版画(読み)キアーロスクーロもくはんが(その他表記)chiaroscuro woodcut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キアーロスクーロ木版画」の意味・わかりやすい解説

キアーロスクーロ木版画
キアーロスクーロもくはんが
chiaroscuro woodcut

極力,線を使用しないで,強い明暗階調により表現された単色版画で,普通2枚の版を使い,着色した紙に刷る。特に 16世紀のドイツにおいて盛んに制作され,ヘルドゥンケルと呼ばれている。最初作例は H.ブルクマイヤーのデザインした『マクシミリアン皇帝騎馬図』で 1508年にプリントされている。イタリアでは,ラファエロやパルミジアーノの絵を数多く版画にした U.ダ・カルピが発明したといわれる。 18世紀に再び用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む