階調(読み)カイチョウ

デジタル大辞泉 「階調」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう〔‐テウ〕【階調】

gradation写真テレビデジタルカメラコンピューター画像などにおける濃淡変化の度合い。グラデーション

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精選版 日本国語大辞典 「階調」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう‥テウ【階調】

  1. 〘 名詞 〙 写真・テレビの画像における濃淡の変化の度合い。グラデーション。
    1. [初出の実例]「写真や濃淡の階調のあるものに適した網版のカットや」(出典:造本と印刷(1948)〈山岡謹七〉一二)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「階調」の解説

階調

色や明るさの濃淡の段階数。ディスプレープリンターなどの画質を決める要素のひとつで、色や明るさの表現力の単位として使われる。階調が多ければ多いほど、色や明るさの変化をなめらかなグラデーションで表現でき、自然に近い描画ができる。階調は数で表され、2階調や16階調、256階調というように表現する。白黒の2階調では、濃淡を白と黒への2段階で表現する。カラー画像では、光の3原色RGBのうち、1つの色についての階調の精度を示す。たとえば、3原色がそれぞれ16階調の場合、表現できる色数は、16の3乗の4096色、256階調なら256の3乗で約1677万色になる。

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化学辞典 第2版 「階調」の解説

階調(性)
カイチョウセイ
gradation

印写画像のコントラスト範囲に関する用語.最高濃度と非露光部の濃度との間に多くの中間段階を示す画像を階調性がよいという.また,そのような画像を軟調,逆にわずかの中間的濃淡しか示さない画像を硬調ともいう.写真の階調性を調べるには,グレースケール(多くの段階の濃淡を規則的に並べて焼付けた試験用フィルムまたは印画紙)を用いてその再現性を観察する.一般には,写真特性曲線におけるガンマの小さい感光材料が軟調な画像を与える.

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カメラマン写真用語辞典 「階調」の解説

階調

「コントラスト」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の階調の言及

【グラデーション】より

…写真画像の光輝部から陰影部まで,漸次移行していく濃淡の変化の具合を意味し,階調とも呼ばれる。一般的には濃度の変化がゆるやかで豊富なものが調子の良いグラデーションとして評価される。…

※「階調」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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