最新 地学事典 「キグラペイト貫入岩体」の解説
キグラペイトかんにゅうがんたい
キグラペイト貫入岩体
Kiglapait intrusion
カナダのナイン深成岩体群(Nain Plutonic Suite)の中の椀形の層状貫入岩体で,中原生代(1,307Ma)の年代を示す。全体の層厚は8.4kmに達し,結晶作用はトロクトル岩からなるLower Zone(84%固化段階まで)とかんらん石斑れい岩および鉄閃長岩からなるUpper Zone(84%から100%固化まで)で示され,斜長石とかんらん石の組成範囲はそれぞれAn68-10,Fo72-0である。比較的鉄に富む高アルミナ質玄武岩質マグマの閉鎖系での結晶分別作用で形成されたとされる。参考文献:A.Fourny et al.(2019) J. Petrol., Vol.60: 553
執筆者:前田 仁一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

