キスロボーツク(その他表記)Kislovodsk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キスロボーツク」の意味・わかりやすい解説

キスロボーツク
Kislovodsk

ロシア南西部,北カフカススタブロポリ地方の都市。スタブロポリの南南東約 140km,大カフカス山脈西部北斜面,標高 800~1000mの高原にあり,クマ川支流ポドクモク川にのぞむ。北カフカスの鉱泉地帯の中心地で,1803年に湯治場として建設された。気候条件に恵まれ,冬は温暖,夏は冷涼で,晴天日が多く,現在 40以上のサナトリウムや保養施設があって,ロシア有数の保養地となっている。地元の炭酸水が瓶詰にされ,「ナルザン」と呼ばれてロシア各地に出荷されている。ロストフナドヌーアゼルバイジャンの首都バクーを結ぶ幹線鉄道から分岐する支線の終点郊外には空港もあり,モスクワその他の大都市からの定期便が発着している。人口 12万8502(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android