終点(読み)シュウテン

デジタル大辞泉 「終点」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐てん【終点】

物事の終わりのところ。特に、ある路線の終わる地点や、ある路線を走る列車電車バスなどが最後に行き着く駅・停留所。「東海道本線終点」⇔起点
数学で、ベクトルまたは向きをもった線分ABの点B。⇔始点
[類語]最果て極地ゴール

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精選版 日本国語大辞典 「終点」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐てん【終点】

  1. 〘 名詞 〙 いちばん終わりのところ。最終の地点。特に、列車・バスなどが、最後に行き着く停留所や駅。⇔起点始点
    1. [初出の実例]「ここは成田鉄道線の終点(シウテン)なりとす」(出典風俗画報‐一六九号(1898)香取参詣案内)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「終点」の意味・わかりやすい解説

終点
しゅうてん
end point

(1) 滴定の終了点をいう。滴定に応用している化学反応の終了を滴定者に指示する点で,この指示は指示薬の色の変化滴定曲線変曲点 (電位差滴定) などによって与えられる。終点と当量点は一致することが望ましいが,一致しないときもあり,この場合は終点誤差を生じる。
(2) 乾点ともいう。石油類の分留試験で,その終了期に示される留出最高温度。ガソリンなどの低沸点分留の終点は,その中に含まれる成分の最高沸点にほぼ相当する。

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