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高原 コウゲン

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デジタル大辞泉の解説

こう‐げん〔カウ‐〕【高原】

山地にある、海抜高度の高い平原。起伏のゆるやかな台状の地形。

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百科事典マイペディアの解説

高原【こうげん】

高地のうち台状の広い平たんな地形。通常標高600m以上のものをさすが,必ずしも高さには制限されない。チベット高原ボリビア高原は標高3000mを超す。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高原 たかはら

?-? 江戸時代前期の陶工。
寛永(1624-44)のころ,大坂から江戸にうつり赤坂で窯をひらいて高麗風の陶器をつくったとつたえられる。

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農業関連用語の解説

高原

海面からかなり高い位置にあって、比較的起伏が小さく平らな地域にある農業集落をいう。

出典|農林水産省
※本用語集は、農林水産省ホームページに掲載している農林水産業及び農林水産施策情報等の参考として作成したものです。このため、本用語集中の用語説明は一般的に使われている意味と異なる場合もあります。
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世界大百科事典 第2版の解説

こうげん【高原】

高度が相対的に大きく起伏の小さい土地の広がりに対して用いられる地形的地域の名称。チベット高原,コロラド高原のように世界地理的な観点で用いられる場合と,志賀高原那須高原など日本地理的に呼ばれる場合とでは,規模の点でも内容的にもかなり異なったものがある。 日本の中でも高原の名称の付されている地域には少なくとも2種類がある。一つは阿武隈高原,北上高原,美濃三河高原,飛驒高原,吉備高原石見高原など,その名称が明治以来教科書に取り入れられ,第2次大戦後は国定の自然地域名称として地勢図上などで採用されているものである。

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大辞林 第三版の解説

こうげん【高原】

海抜高度が高い平原。起伏が小さい高地。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高原
こうげん
plateautableland

高い標高にあり、連続的に広がる平坦(へいたん)面、小起伏面または小階段状地形面からなる平坦な地形をいう。世界的にみると、この地形が分布している所は一般に標高が2000メートル以上にあり、これを下刻している深い峡谷が発達している所が多い。したがって高原の交通は、この峡谷によって制約される場合が多い。
 世界の高原は、それらの形態上の特色や周囲の地形との位置的関係から、卓状高原、山間高原、山麓(さんろく)高原の三つに分けられている。
(1)卓状高原は大陸高原ともよばれ、周りの地域の地表よりも相対的に高い標高にあり、テーブル状に広がるものをさしている。アビシニア(エチオピア)、アラビア、ブラジル、イベリア(ヨーロッパ南西端)、ラブラドル(カナダ)などの諸高原がそれである。
(2)山間高原はその周縁を山脈で囲まれたもので、モンゴル、チベット、イランなどの高原がこの典型であり、コロンビア(アメリカ)、メキシコ、アナワク(メキシコ)、アルティプラノ(ボリビア)などもその例である。アルティプラノの標高は4000~5000メートル、その延長は約800キロメートルで、ペルーの南東部からボリビア、アルゼンチンの国境近くに及んでいる。その幅は最大約180キロメートル、面積は約10万平方キロメートルであるこの高原は、東西のコルディエラ山系の間にあるウユニ、アタカマなどの諸盆地とアタカマ高地とを含んでいる。
(3)山麓高原は山地の山麓部にあるもので、コロラド高原(アメリカ)、パタゴニア高原(チリ、アルゼンチンの南部国境付近)などがある。[有井琢磨]

成因

高原の形成過程は、これを下刻している峡谷の谷壁にみられる地質構造から推定される。高原の地層は、堆積岩(たいせきがん)と溶岩からなる場合がある。前者の場合には、谷壁の下部から上部に向かって順次新しい地層で覆われている露頭が観察され、その一部に小さい褶曲(しゅうきょく)構造や断層変位、不整合などが認められることもある。しかし全体として、地層はほぼ水平に横たわっている。このような事実は、高原を含む広い範囲の地殻が、長い地質時代にわたって造陸運動を受け、一様に隆起して高原面が残留し、継続的下刻によって深い峡谷が形成されたことを物語っている。不整合面の存在から、隆起の停滞期が推定されることもある。コロラド高原やこれを下刻しているコロラド峡谷は、この例である。後者の溶岩からなる高原の例として、アメリカのコロンビア高原(約16万平方キロメートル)やインドのデカン高原(約40万平方キロメートル)などがあげられる。コロンビア高原の最初の溶岩流は約5000万年前に流出し、現在のスネーク川はこの高原を約1600メートルの深さまで刻んでいる。新生代更新世の氷期の氷床は、コロンビア川の流れを現在の流路よりも南方または東方へ押しやった。このときの流れは、現在ドライ・フォールDry Fallとして有名な涸(か)れ谷の崖(がけ)の付近まで南下していた。
 世界の大高原の多くは、標高が高くて隔絶性が強く、気候や水資源に恵まれた所が少ない。高原の土地利用はさまざまである。アメリカのグランド・キャニオン国立公園(コロラド高原)は観光地、フーバー・ダム(コロラド川)やグランド・クーリー・ダム(コロンビア川)は多目的ダムとして利用されている。イベリア高原のように、農業的土地利用や鉱物資源の採掘が行われている所もある。一方においては、ラブラドル高原のように土地利用が進んでいない所、モンゴル高原のように粗放的な牧畜、チベット高原のように標高3000メートル以高の土地でヤクの放牧が行われている所もある。
 日本には、中国地方の吉備(きび)高原や愛知県の三河高原などがあり、これらは山麓高原に分類されるが、これまで述べてきた外国の地形と比較すると、標高は低く傾斜が急で、面積が小さいなどの諸点で特異な形態といえる。[有井琢磨]

高原の生物

高原の植生にはいくつかの類型があるが、日本では主として火山の山麓部に発達するものと、山ほど高くはなく地形面が比較的平坦なテーブル状のものとがある。日本の場合には冷温帯から亜高山帯下部の高度に相当するが、基質の状態に応じて植生は異なり、溶岩流上ではアカマツ林、砂礫(されき)質の立地ではススキ草原、ササ草原、カラマツ林、ミズナラ、カエデ類などの落葉広葉樹林になっていることが多い。これらの植生はいずれも、火入れ、刈り取り、放牧などの人為の影響によるものである。火入れが頻繁になるとカシワ林のように耐火性のある群落に、放牧が進むとレンゲツツジ群落のように家畜の食べない群落となる。冷涼で平坦な地形なので排水が悪く、湿性草原になっている所も多い。[大澤雅彦]
 高原にすむ動物はいろいろあるが、脊椎(せきつい)動物は概して森林帯にすむものが多い。哺乳(ほにゅう)類としてはノウサギ、シカ、キツネ、ネズミ、リス、モグラなど。鳥類ではウグイス、ヤマグラ、カッコウ、ノビタキ、ヤマドリなど。爬虫(はちゅう)類ではシマヘビ、ヤマカガシなど。両生類ではアカガエル、アオガエル、ヒキガエルの仲間ぐらいで、湖沼にはサンショウウオがいることもある。昆虫類は、花に集まるヒョウモンチョウやセセリチョウなどの仲間、カミキリムシやタマムシなどの仲間が目だち、湿原にはトンボ類がすむ。[今泉吉典]

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