郊外(読み)こうがい

精選版 日本国語大辞典「郊外」の解説

こう‐がい カウグヮイ【郊外】

〘名〙 都市に隣接した地域。市街地に隣接した田園地帯。近郊。市外。
※本朝麗藻(1010か)下・白河山家眺望〈藤原公任〉「外卜居塵事稀。迢々春望思依々」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)黒羽「日とひ郊外に逍遙して」 〔王維‐送孫二詩〕

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世界大百科事典 第2版「郊外」の解説

こうがい【郊外】

現代では都市の近くの住宅地を意味し,サバーブsuburb(英語),フォアシュタットVorstadt(ドイツ語),バンリューbanlieue(フランス語)などに対応する。これらの語は近代以前にはいずれも現代とは異なる意味をもっていたが,19世紀以降に都市の周辺に住宅地が発達するにつれ,それらの住宅地を指すようになり,郊外生活,郊外鉄道などの語も生まれた。〈郊〉は中国語では本来,国城のはずれの地を指し,周制では国城を去る50里の地を近郊,100里の地を遠郊と呼んだ。

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普及版 字通「郊外」の解説

【郊外】こうがい(かうぐわい)

町はずれ。唐・王維〔孫二を送る〕詩 郊外に誰(たれ)か相ひる 夫(か)の君、に親しむ 書生鄒魯(すうろ)の客 才子、洛陽の人

字通「郊」の項目を見る

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