きつ

精選版 日本国語大辞典 「きつ」の意味・読み・例文・類語

きつ

  1. 〘 名詞 〙 昔の東北方言で、水を入れるおけ。用水桶
    1. [初出の実例]「夜も明けばきつにはめなでくたかけのまだきに鳴きてせなをやりつる」(出典:伊勢物語(10C前)一四)
    2. 「平田篤胤が話におのれが生土の出羽の秋田わたりにて太き丸木を鑿て作れる水槽をきつといひて人家の門に居置て、常の用ひ水とするところあり」(出典:随筆・比古婆衣(1847‐61)一一)

きつの補助注記

挙例「伊勢物語」の「きつ」を狐と解する説もある。「名語記」にも「伊勢物語によもあけばきつにはめなでといへるきつ、如何。答これは鶏の夜ふかく鳴て夫をかへしつるがうらめしさは夜もあけばきつねにくはせてといへるすちにては狐也」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む