普及版 字通 「キ・ねがう」の読み・字形・画数・意味

8画
[字訓] ねがう
[説文解字]

[字形] 形声
声符は气(き)。气・乞(きつ)は古く同字で
求(かいきゆう)の意がある。雲气(気)を望んで祈る意の字。それに欠(けん)を加え、祈る語を発することを示す。ゆえにねがう意となる。〔説文〕八下に「
(かう)なり」とあり、
は幸、ねがう意。また「一に曰く、口、言ふに
ならざるなり」とは吃の意。これは擬声語としての解である。
と通用することがある。[訓義]
1. ねがう、こう、もとめる。
2. 口がどもる、ことばがつまる、口ごもる。
3.
と通じ、もとめる、あたえる。[語系]
ki
tは覬・
(幾)ki
i、冀kiei、希xi
i、豈khi
iと声近く、ねがう意に用いる。
が本義の字であるが、のち希・
の字を多く用いる。
katと通用することがある。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

