キネマカラー(英語表記)kinemacolour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キネマカラー」の意味・わかりやすい解説

キネマカラー
kinemacolour

イギリスの C.アーバンと G.A.スミスにより,1906年に発明された,カラー映画の技術的方法。2色法といわれ,撮影レンズの前に赤,緑2色の回転フィルタを装置し,それを通して撮影,映写する方式。当時は好評を博したが,15年アメリカの H.カルマスによる3色法カラー・システムテクニカラーが開発されるとテクニカラー万能の時代となり,その座を追われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android