キュウセンヒゼンダニ(読み)きゅうせんひぜんだに(その他表記)psoroptid mites

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キュウセンヒゼンダニ」の意味・わかりやすい解説

キュウセンヒゼンダニ
きゅうせんひぜんだに / 吸吮皮癬蜱
psoroptid mites

節足動物門クモ形綱ダニ目キュウセンヒゼンダニ科の総称哺乳(ほにゅう)類に寄生し、組織液を吸う。体長0.2~0.4ミリメートルで、いくつかの脚(あし)の先端に肉盤が発達し、これを使って宿主の体表に付着する。ウシ、ウマほかの家畜に全身的な皮膚炎をおこすプソロプテス属Psoroptes、偶蹄(ぐうてい)類の下体部やウサギの耳を加害するコリオプテス属Chorioptes、ネコ、イヌなどの耳に疥癬(かいせん)様の病変をもたらすミミヒゼンダニ属Otodectesなどは、日本でも知られている家畜の病害虫である。

[内川公人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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