宿主(読み)しゅくしゅ(英語表記)host

翻訳|host

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宿主
しゅくしゅ
host

寄主ともいう。寄生者により寄生される生物をいう。寄生者には,発生段階によって宿主を変えるものがあり,最終の宿主を最終宿主,中間の宿主を中間宿主という。カギサナダムシの中間宿主はウシで,最終宿主はヒトである。寄生菌類など植物でも,宿主を変える現象はみられる。

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大辞林 第三版の解説

しゅくしゅ【宿主】

ウイルスを含めてすべての寄生生物が寄生する相手の生物。寄生動物の幼生と成体とで宿主が異なる場合、幼生の宿主を中間宿主、成体の宿主を終宿主という。寄主。やどぬし。

やどぬし【宿主】

宿の主人。
家の主人。世帯主。
しゅくしゅ(宿主)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しゅく‐しゅ【宿主】

〘名〙
① 生物の寄生で、寄生される側の動物または植物。寄生動物のうち発生の段階に応じて宿主を変える場合は、幼生の寄生する宿主を中間宿主、成体の寄生する宿主を終結宿主と区別する。寄主。やどぬし。
② 組織片や器官の移植において、移植体を受ける方の個体。

やど‐ぬし【宿主】

〘名〙
① 家の主人。宿の主人。
史記抄(1477)一二「主人とは荊卿が借ていたるやとぬしぞ」
② 生物の寄生で、寄生される側の動物や植物。寄主。しゅくしゅ。

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世界大百科事典内の宿主の言及

【寄生】より

…生物の相互関係のうち片害作用の一つ。他種の生物の身体にすみつき相手を殺さずに栄養として利用することというのが普通の定義で,寄生するものを寄生者parasite,寄生されるものを宿主または寄主hostと呼ぶ。しかし植物食の動物はこの定義にあてはまっても寄生しているとはいわない。…

【寄生虫】より

…ある生物が他の生物の体表または体内で,一時的または持続的にその生命現象を営む場合,前者を寄生体,後者を宿主と呼ぶ。寄生体のうち,寄生虫と呼ばれるものには,単細胞性の原生動物(原虫)と多細胞性の後生動物がある。…

※「宿主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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