キュリエ(その他表記)külliye

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュリエ」の意味・わかりやすい解説

キュリエ
külliye

ワクフ制度 (イスラム社会の宗教的な寄進制度) によって造られる建築複合体。モスクを中心に,マドラサ (学院) ,キャラバンサライ病院コーラン学校,給食所,ハンマーム (浴場) などが設けられる。おもにオスマン帝国で発達し,イマーレットとも呼ばれた。エディルネのバヤジット2世らのイマーレット (15世紀) ,イスタンブールスレイマンのイマーレット (16世紀) などが代表例。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のキュリエの言及

【イスラム美術】より

…オスマン・トルコでは,先行するビザンティン,ルーム・セルジューク朝時代の伝統を踏襲しつつ,独自の建築様式が確立された。スルタンたちは,モスクや墓廟を中心とし,給食所,施療所などを包含する建築群(キュリエkülliye)を造営させた。オスマン帝国の首都イスタンブールにおける最盛期のモスクの多くは,ハギア・ソフィアをモデルにして出発した中央会堂式タイプである。…

※「キュリエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む