き文字(読み)きもじ

精選版 日本国語大辞典 「き文字」の意味・読み・例文・類語

き‐もじ【き文字】

  1. 〘 名詞 〙 「き」の音ではじまる語の後半を略し、「文字」を添えたもの。多く女性が用いた。
  2. ( 「気」のつく語 ) 気分。気持気色。また、気づかい、気の毒、気疲れなど。
    1. [初出の実例]「御祈祷の験にやいついつよりも心地も勝れる。自(みづから)がきもじは無用」(出典浄瑠璃・古戦場鐘懸の松(1761)三)
  3. ( 「貴」のつく語 ) 貴君。貴殿。貴様。貴方。
    1. [初出の実例]「貴(キ)もじの御器量にとんとほれまして申ます」(出典:浮世草子・宇津山小蝶物語(1706)八)
  4. (きつね)。〔咄本・戯言養気集(1615‐24頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む