ギ・キ・つよい

普及版 字通 「ギ・キ・つよい」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] ギ・キ
[字訓] つよい

[説文解字]

[字形] 象形
豕(し)形の聖獣の形。〔説文〕九下に「豕(ぶた)怒りて毛豎(た)つ。一に曰く、殘なり。豕辛に從ふ」と字を会意とする。徐鉉らの附記に「辛に從ふは未詳」とし、会意としながら会意としての説明はない。辛は卜文において鳳・(竜)・虎などの聖獣に冠飾として加える形であり、豕も封豕のように神話的な聖獣の話が伝えられていて、はその冠飾をつけた形である。〔五経文字〕に・毅を同字とするが、毅は戲(戯)・劇が虎・形のものを撃つ形と相似た字で、を殴(う)つ呪的行為を意味する字であろう。

[訓義]
1. 豕が怒って毛を立てる、たける、あらぶる、つよい。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 シカリケ

[声系]
〔説文〕に声として毅・の二字を収める。毅三下は妄怒、九上は「癡(ちがい)、ならざるなり」(段注本)とあり、頁(けつ)は儀容。戲・劇のように被り物とすることがあったのであろう。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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