ギニア海流(読み)ギニアかいりゅう(その他表記)Guinea Current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギニア海流」の意味・わかりやすい解説

ギニア海流
ギニアかいりゅう
Guinea Current

アフリカ西岸のギニア湾を東流する暖流。ギニア湾から強い勢力で南下するとき,北上するベンゲラ海流との間に顕著な潮境をつくり,濃い海霧や異常降水を起すことがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のギニア海流の言及

【海流】より

…ただし太平洋と大西洋における赤道反流はむしろ夏季の方がその勢いが強い。大西洋の赤道反流に続くギニア海流はやはり夏場に最も強くなるが,これはギニア湾上を南西からアフリカ大陸に向かって吹くアフリカ季節風の影響であると思われる。
[海流の成因]
 海流の成因は海洋大循環の成因と同じである。…

※「ギニア海流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android