くすみ(読み)クスミ

デジタル大辞泉 「くすみ」の意味・読み・例文・類語

くすみ

くすむこと。また、黒ずんだ色の出ること。

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精選版 日本国語大辞典 「くすみ」の意味・読み・例文・類語

くすみ

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「くすむ」の連用形名詞化 ) くすむこと。また、黒ずんだ色。
    1. [初出の実例]「真珠のくすみを仄赤くしたり〈略〉黄ばんで見せたりしてゐた」(出典:鏡子の家(1959)〈三島由紀夫〉一)

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知恵蔵 「くすみ」の解説

くすみ

肌に透明感がなく明るさやつやが感じられない肌状態のこと。角層の水分量低下肌荒れによるきめの乱れ、角層の重層化、表面状態の悪化や、血行不良による赤み減少、メラニン量の増加による明度の低下などの要因が複合して、肌のくすみを引き起こすと考えられている。肌のくすみには、一時的な体調不良や精神的ストレスのほか、紫外線の影響の蓄積加齢による機能低下なども関与していると考えられている。くすみの改善には、保湿剤による角層の水分保持や、美白剤によるメラニン量の低減、血行促進、角層の正常な剥離を促すことなどが効果的である。

(三浦志郎 資生堂ビューティーソリューション開発センター所長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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