くへんとう油(読み)クヘントウユ

化学辞典 第2版 「くへんとう油」の解説

くへんとう油
クヘントウユ
bitter almond oil

バラ科一種のへんとうの実の核から油脂(へんとう油)を圧搾したのち,そのしぼりかすを発酵させてから水蒸気蒸留すると得られる無色の芳香油.主成分はベンズアルデヒドで,これはへんとう中に存在するアミグダリンが分解して生成したもの.この際,シアン化水素を副生するため,香料に用いる場合はこれを完全に除く必要がある.1.04~1.06.各種化粧品に香料として用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む