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水蒸気 すいじょうき water vapour

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水蒸気
すいじょうき
water vapour

気体状の水をいう。水の臨界温度は 374.1℃,臨界圧力は 218.5気圧,そのときの密度は 0.324g/cm3 であるから,それ以上では水は水蒸気としてだけ存在する。それ以下では液体,固体の水と共存することができる。

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デジタル大辞泉の解説

すい‐じょうき【水蒸気】

水が蒸発してできた無色透明の気体。湯気が白く見えるのはこの一部が冷えて細かい水滴となるため。蒸気。

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百科事典マイペディアの解説

水蒸気【すいじょうき】

気体状態にある水。水はその臨界温度374.2℃以上ではいかなる圧力のもとにおいても水蒸気としてしか存在しない。それ以下の温度においては水蒸気は液体または固体状態の水(氷)と共存し得る。
→関連項目蒸気水蒸気蒸留

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世界大百科事典 第2版の解説

すいじょうき【水蒸気 water vapor】

気体の水。水は374.2℃(水の臨界温度)以上では水蒸気としてしか存在できないが,それ以下の温度では水蒸気と液体の水または固体の水(氷)とが共存できる。地球表面上での水は,その90%が海水として存在し,残りの3/4が氷として,その残りが大気中の水蒸気や雲などの形で存在するといわれる。
物理的性質
 液体の水をその体積よりも大きな容器に密閉して放置しておくと,水は表面から蒸発して水蒸気になるが,蒸発する水の量には限度があり,水蒸気の圧力がある一定の値に達すると蒸発は見かけ上とまり,水と水蒸気との間に平衡状態が成立する。

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大辞林 第三版の解説

すいじょうき【水蒸気】

気体の状態になっている水。また、これが空気中で凝結して細かい水滴となったものの俗称。 → 湯気蒸気

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水蒸気
すいじょうき
water vapor

気体状態の水をいう。水は臨界温度である374.2℃以上では、どのような圧力でも、液体あるいは固体として存在できず、つねに気体、すなわち水蒸気として存在する。それ以下の温度では、温度および圧力に従って、水蒸気、水、氷と共存することができるが、一定温度では一定体積の空間が含むことのできる水蒸気の量には限度がある。いいかえれば、水もしくは氷と共存することのできる水蒸気は、一定の水蒸気圧まで達することができる。これを飽和水蒸気圧といい、それ以上にはならない。1気圧のもとでは100℃で飽和水蒸気圧が1気圧となる。したがって気化熱さえ得られれば、水はただちに1気圧の水蒸気となるので、沸騰がおこる。同じように0.2気圧では約60℃で沸騰するし、40気圧では約250℃とならなければ沸騰しない。
 水蒸気は無色透明であるが、いわゆる湯気は白く見える。これは水蒸気が空気に触れて、一部が細かい水滴となるためである。蒸気機関などでは、このようなときを湿り蒸気、それ以外を乾き蒸気といっている。
 空気中に存在する水蒸気の量は湿度で表されることが多く、相対湿度が高くなって、その湿度での飽和水蒸気圧以上の水蒸気が存在すると、凝結して水滴を生ずる。ただし、きれいな空気の場合には過飽和の状態になるだけで、水滴を生じないこともある。空気中に塵(ちり)や煙などの微粒子が多いときは、それが核となって霧や雨となりやすい。
 水蒸気の水分子は、ほとんどが単分子状態であると考えられるが、高温・低圧になると、一部は水素と酸素とに解離する(たとえば、0.1気圧、3500℃で53%)。このため、化学的にも活性となり、各種の物質と作用する。たとえば100℃以上では硫黄(いおう)と反応し、
  2H2O+3S―→2H2S+SO2
コークスとは500℃程度では、
  C+2H2O―→CO2+2H2
となり1000℃以上では、いわゆる水性ガス
  C+H2O―→CO+H2
を生ずる。[中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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