クラウジウス‐モソッティの式(読み)くらうじうすもそってぃのしき

法則の辞典 の解説

クラウジウス‐モソッティの式【Clausius-Mossotti equation】

誘電率 εr から分子分極 P を求める公式.分子量を M,密度を ρ としたとき次の式となる.

ここで εr を複素屈折率の二乗n2)で置き換えると,クラウジウス‐モソッティ‐ローレンツ‐ローレンツの式*通常は単にローレンツ‐ローレンツの式*という)となる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のクラウジウス‐モソッティの式の言及

【ローレンツ=ローレンツの式】より

…右辺の量はR0と書かれ,モル屈折と呼ばれる。ローレンツ=ローレンツの式は,比誘電率と分極率との関係を与えるクラウジウス=モソッティの式,の両辺に(M/ρ)を掛け,ε=n2とおけば得られる(εは比誘電率,Nは単位体積内の分子数)。クラウジウス=モソッティの式は,電気分極におけるローレンツの局所電場Fが,FE+(1/3ε0)Pで与えられ(Eは誘電体内の巨視的電場,Pは電気分極),電気分極PPNαFで与えられることから,電磁気学の基礎的な式,D=ε0EPD=εε0Eを用いて導かれる(Dは電束密度)。…

※「クラウジウス‐モソッティの式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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