クラメンツェル構造(読み)クラメンツェルこうぞう(その他表記)kramenzel structure

岩石学辞典 「クラメンツェル構造」の解説

クラメンツェル構造

いくつかの堆積岩類が交錯した構造で,ドイツのデヴォン紀などに例がある.スレート質物質の網目が小さい平坦な石灰岩団塊に含まれ,多数の蟻に齧られたような不規則な孔で満たされている[Hatch : 1888, Tomkeieff : 1948].ドイツ語のKramenzelは蟻の意味らしい.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む