クルエンチウス(その他表記)Cluentius Habitus, Aulus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルエンチウス」の意味・わかりやすい解説

クルエンチウス
Cluentius Habitus, Aulus

共和政期ローマ,ラリヌム (南イタリア) の人。前 76年義父たちを自分に毒を盛ったとの理由で告発両者の間で派手な賄賂合戦が行なわれたが,義父側が敗訴。前 60年には義父オピアニクスの実子のほうがクルエンチウスを義父殺しのかどで告発。弁護人となった M.キケロ活躍で彼は無罪となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む