クロテンツキ(読み)クロテンツキ(英語表記)Fimbristylis diphylloides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロテンツキ」の意味・わかりやすい解説

クロテンツキ(黒点突)
クロテンツキ
Fimbristylis diphylloides

カヤツリグサ科の多年草。日本では中部地方以南の水田など日当りのよい湿地に産する。茎は直立して高さ 25~40cm,鈍い5稜をもつ。葉は根もとから生じ,狭い線形である。秋に,茎の先端に複散形の花穂をつける。包葉は短く披針形下部が鞘状になっている。小穂は卵状楕円形で長さ4~5mmあり,テンツキに似ているが穂が黒褐色を呈しているのでこの名がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android