クローズドエアーインテーク(読み)closed air intake 

パラグライダー用語辞典 の解説

クローズドエアーインテーク

通常、機体エアインテークは空気の取り入れ口であるから開いている。このインテーク部分が閉じているものをグローズドエアインテークと言う。キャノピーはエアインテークから取り入れられた空気の圧力により形成されているが、機体をより高速で飛行させていくと、このエアインテークから取り入れられた一部のエアー逆流してしまい、かつ前方からの風圧によりリーディングエッジ変形してしまう。この対策として一部のエアインテークを閉じるとエアーの逆流が防止され、リーディングエッジの内側にも圧力が加わり、変形を少なくする事ができる。ひとつの翼でクローズドエアインテークが多くなればその効果は高くなるが、エアーの取り入れ量も少なくなり、今度はコラップスからの回復に時間がかかるようになるし、ライズアップ特性も悪くなる。「どの位の部分をクローズドにするか?」はその機体のレベルとメーカーのコンセプトにより変わってくる。

出典 パラグライダー用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android