日本大百科全書(ニッポニカ) 「グラン・ブールバール」の意味・わかりやすい解説 グラン・ブールバールぐらんぶーるばーるles Grands Boulevards フランスの首都パリの中心部、セーヌ川右岸にある大通り(複数)の通称。東のバスチーユ広場から西のマドレーヌ教会前の交差点に至る大通り群をさす。東からボーマルシェ、タンプル、サン・マルタン、サン・ドニ、ボンヌ・ヌーベル、ポアソニエール、モンマルトル、イタリアン、マドレーヌの各大通りが含まれる。シャンゼリゼ、オペラ座通りと並ぶパリ有数の商店街。14世紀後半シャルル5世によって建設された囲郭(城壁)を、ルイ14世が撤去してその跡を遊歩道とした。[高橋 正] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例