グリッパー織機(読み)グリッパーしょっき(その他表記)gripper loom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グリッパー織機」の意味・わかりやすい解説

グリッパー織機
グリッパーしょっき
gripper loom

無杼 (むひ) 織機一種従来の織機のように緯管 (よこくだ) を収容した大型で重量の大きいシャットル (杼) を飛走させて緯入れを行うのでなく,緯糸把持装置を備えた小型・軽量のグリッパー・シャットルを用い,緯糸先端を把持して飛走させることにより緯入れを行う。

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世界大百科事典(旧版)内のグリッパー織機の言及

【無杼織機】より

…しかし,緯糸を大量に巻いたチーズなどから直接,一方向にのみ緯入れを行い,毎回緯糸を切断するので,特殊な耳組織を作る必要がある。(1)グリッパー織機gripper loom 代表的なものは1930年,スイスのズルツァーSulzer社で開発されたもので,緯糸の先をグリッパー(形は異なるが洗濯ばさみのようなもの)で挟み,これを飛ばして緯入れを行う。広幅の織物を高速で作ることができる。…

※「グリッパー織機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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